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 本を「描く」。「書く」ではありません。(禁断の稀覯書『ネクロノミコン』はどう描くといいんだろう)

 ぼちぼち描いてますよ。
 本、書籍という物体は意外に描きにくいね。大半が凹凸が少ない扁平な直方体であり、こういう単純なフォルムはかえって立体感や量感が出しにくいのですよ。装丁の素材の質感だって平面的な図だから表現しにくい。
 特に最近の書店や図書館にはあまり置いてなさそうな古い装丁の本なんか資料からして少ないです。
ジョン・ディーによる英訳版。
 ネクロノミコンなんて本は一番新しい版でも17世紀のラテン語版で、しかも革装丁でごつい本です。書物そのものが貴重な時代の出版物だから、書物の装丁そのものがまず大げさなんですな。そういうのはどこに置いてあるんだろう(笑?
 (一番最初のもの、つまりイエメンの狂える詩人アブドゥル・アルハザードが著した『キタブ・アル・アジフ』は8世紀の書物。これを950年にギリシャ語に翻訳したものに付けられた名前が『NECRONOMIKON』)
 その重大な内容から、所有者が錠を付けたものもあるだろう、その方が重苦しい空気を放っていて良さげじゃね?と考え、錠前も付けようと思ったんだけど錠付きの本なんて私は見た事ありません。(実際にあるらしいんだけど)
 ラヴクラフトのファンは非常に多く、数十年も前に不遇のうちに無くなった小説家にしては幅広いファン層を誇る。
 私はコリン・ウィルソン経由で知ったクチだけど、世間ではボードゲームやアニメ、ラノベなどでHPL(ハワード・フィリップ・ラヴクラフト。コアなファンはこう呼ぶ)を知ったという人も多いそうな。
 そして熱狂的な信者は小説に登場する小道具まで再現してしまう。
ネクロノミコンその2
 ・・・ちょっと悍まし過ぎますね。よく出来てるけど中学生が考えたようなデザインだ。
 ラヴクラフトの文体っていい歳した大人が小学生の子供を怖がらせようとするような、しかし子供は全然怖がらないどころか吹き出してしまうような、わざとらしくて仰々しい幼稚なものなんだけど(書いた本人はそれで読者が怖がると信じていたらしい)、実際にあの文体で怖がる人もいるんだろうね(笑 そういう人が作るとこうなるんだろ。
 ラヴクラフト作品の真価、本当の魅力はありきたりで安直な恐怖にあるのではなく、数十億年前・後の宇宙とか数百光年かなたの惑星とか、読む者を圧倒し眩惑させるその途方も無いイマジネーションにあるんだけど、やはり誤解するファンも居るらしい。
ネクロノミコンその1
 こちらはまぁ妥当な線ですか。だがネクロノミコンは大抵の場合、(意外な事だが)書名が記されているのである。
 本を手にする者に読解できる知識が無ければ「書名」など無意味だし(ラテン語やギリシャ語ドイツ語スペイン語英語あるいは中国語など、使用する人口が多い言語で書かれているが、基礎知識が無ければ利用できない内容なのだ)、用心して無難な名前が付けられている場合も多い。よく知られている偽名は「イスラムの琴(カノーン)」だが、これとて出版された当時では意味不明の書名である。
ねくろのみこん
 ・・・すみません。でかいクチ叩いたけど私が描くとこんな感じです。
 結局、錠も隠れてしまった。革装丁のつもりだけど皮革の質感って表現が難しいですな。浮き出している書名は『イスラムの琴』(おそらくラテン語)。夜に鳴く虫の声を意味し、昔は魔物の声だと考えられていたらしい。
 現実に存在するとしたら、こういう書物だからこそむしろ平凡で地味な(まぁ「出版された時代にしては」という但し書きが付くけど)外見をしていると思うんですよ。それでいてどこか禍々しい空気を放射しているような・・・。
 うーん、やっぱ難しい。 テーマ : 自作イラスト">自作イラスト - ジャンル : アニメ・コミック

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